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谷口正和 プロフィール

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2008年6月 3日

眠りの時代来たる

 


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 むかし異星人が地球にやってきて、

地球人の生態を調べた。

調査が終わって彼らは母星に帰り、

王様にこう報告した。

「王様、彼らは生涯の3分の1を眠っています!」

 

長らく忘れられていた市場があった。

「眠りの市場」である。

20世紀は全員起きていた時代で、

眠らず働く時代だったといえよう。

しかし24時間のうち8時間は、

人間眠っているのである。

(猫は14,5時間眠っているらしい)

つまり人生の3分の1は、われわれは眠っているのだ。

眠りが人生の質に大きくかかわっているのは当然のことだろう。

眠りをナイス・スリーピングと位置づけ、

人生のための快適時間としてとらえなおす必要がある。

特に高齢社会においては重要な研究テーマだろう。

 


睡眠文化研究所から『睡眠文化を学ぶ人のために』(世界思想社刊)

という著書を送りいただいた。

フロイトの夢分析から眠りを誘う音・光・香りまで、

多彩な眠りアプローチが繰り広げられている。

思わず眠らず読み込んでしまいそうだ。

睡眠文化研究所の今後のご活躍を祈る。

 

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