|
2008年6月 9日 ふろしきの美学
宮井株式会社の宮井宏明氏より 『はじめてのふろしきと手ぬぐい』(主婦の友社)をお送りいただいた。 サブタイトルに 「結ぶ 包む 贈る 楽しむ 基本からアレンジまでぜんぶわかる」とある。
最近ふろしきが注目されつつある。 使うときは包んで、用が終われば一枚の布に戻る。 西洋のカバンは、中が空でもある一定の空間を占めてしまうが、 ふろしきはほとんど「無」に戻る。 「水は方円の器に随(したが)う」というが、ふろしきの場合、「布は方円の器に随う」のだ。 まさに究極の日本の知恵と言えよう。 一枚の布であるからこそのデザインも楽しい。 和のデザインをこれからも普及していただきたい。 |