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2008年6月13日 絵本の力
草月流家元の勅使河原茜さんが絵本を出された。 「はじめての花絵本 あかい はなの ほん」と 「ピンクの はなの ほん」(講談社)である。 2冊同時刊行のようだ。 「あかいはなの ほん」は、文字通りカーネーションからアネモネ、 ばらなど、2ページ見開きでせりふはひとつという シンプルな構成で赤い花を紹介している。 「ピンクの はなの ほん」も同様、全頁、ピンクの花である。
ビジュアルランゲージは、言語差や文化差を越えて、 全人類が理解できる共通のメッセージだ。 絵本はその代表的メディアである。 考えてみれば、生け花も同様のメッセージと見ることもできる。 小さな子供たちへの読み聞かせを意識したらしく、 「これはね アネモネ」といった視覚と合わせてのメッセージとなっている。 大人が見ていても楽しい。 勅使河原茜さんの今後のご活躍をお祈りする。
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