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2008年8月 4日 ピーク・エクスペリエンス
マズローは、人々をまだ経験したことのない感動の世界にいざない、 物の見方や価値観さえ変えてしまう体験を 「ピーク・エクスペリエンス」と名づけた。 まさに今日のミュージアムが提供すべき価値である。
『CasaBRUTUS』100号記念号をお送りいただいた。 「日本の最新ミュージアムを追え!」という特集の中に、 瀬戸内海の島、犬島に新たにできたミュージアム、 犬島アートプロジェクト第1期「精錬所」が紹介されている。 犬島は1909年から1919年に精錬所として栄えた島で、 その後90年間放置されていたという。 まさに日本の近代遺産である。
建築家・三分一博志が自然エネルギーに導かれてデザインした、 世界でも稀有なミュージアムだという。 至高体験としてのピーク・エクスペリエンスが待っていることだろう。 スピリチュアルな体験が新しい価値の地平を切り開く時代だ。 ご成功を祈る。
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