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2008年9月11日 コンセプト・イズ・カラー
色に注目が集まっている。 美意識が重要な要素になった ビジュアル・コミュニケーションの時代になれば、 色彩のウェイトがさらに増すのは当然のことだろう。
色のすごさは、その中にメッセージも意味も心理も内包できることにある。 色を見て何も感じない人はいないだろう。 どのようなものを見ても、それが山であれ花であれ、 雲であれ夕焼けであれ、 どのような色を見ても 必ず何かを感じてしまうのが感性というものであり、 そこから芸術も宗教も生まれてきたのだろう。
何を見ていたのかといえば、色と形と動きである。 色のない形はなく、形のない色もなく、動きのない形もない。 世界は動く色で構成されているのだ。 カラー・イズ・コンセプト、カラー・イズ・メッセージである。
色をコンセプトと捉えるコミュニケーションは、 地球コミュニケーションの時代の基本になるはずだ。 デザインの絶対的本質のひとつは「色」なのだ。
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