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2008年11月10日 エクアンケンジ・リーダーシップ
国際文化会館のアイハウス会員懇談会が主宰する懇談会に、 榮久庵憲司氏が講演されるというので、 私も出席させていただいた。
榮久庵氏はご存じの通り、 日本を代表されるインダストリアル・デザイナーである。 日本デザイン機構の創設者の1人であるが、 私もそのとき趣旨に賛同して参加させていただいた。 現在は同機構の会長で、理事長は水野誠一氏である。 榮久庵氏のデザインコンセプトで有名なのは、 かの幕の内弁当のデザイン論である。 幕の内弁当のデザインコンセプトは、 田の字の組み合わせからなる構成だが、 日本デザインの本質を小型の組み合わせと見たわけである。 キッコーマンの醤油挿しも有名だ。 いずれも「小」「引き算」を基本とする東洋哲学が根本にあろう。 デザインはソリューションであることを十分に熟知した 榮久庵氏のデザインは、日本デザイン界のリーダーシップと言える。
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