|
2008年11月13日 アンフォルメルな美
第90回草月いけばな展『花笑み』が 日本橋高島屋で行われた。私も見させていただいた。
高島屋のショルダーは「"変わらない"のに、あたらしい」である。 草月のいけばなは「変わり続けて、変わらない」だろうか。 クリエイティブコンセプトがしっかりしているから、 どう変化しても根本は変わらない。
アンフォルメルな美しさだろう。 アンフォルメルとは、一言で言えば「非定型の美」である。 左右対称を否定し、美は美しくも傾(かし)いでいる。 安定と安住を拒否している。 そこに草月のいけばなの本質があるような気がする。 アンデパンダン、アバンギャルドの美がそこにあるのだ。 草月よ、独立と前衛の道を歩め、である。 |