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谷口正和 プロフィール

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2009年2月 9日

関係価値の時代

 

 

 

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一条真也氏より、『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版)

というご著書をお送りいただいた。

一条氏は大手冠婚葬祭業を経営される

経営者であり、マーケッターである。

『ロマンティック・デス~月を見よ、死を想え』

『ハートフル・ソサエティ~人は、かならず「心」に向かう』

『孔子とドラッカー~ハートフル・マネジメント』 などの

著書を見ても分かるとおり、精神面から社会や人間を洞察し続けている。

 

時代は「関係学」の時代である。

物と物、人と物、人と人、人と時間、人とテーマなど、

「間(あいだ)」に価値が生じる時代である。

物単体で価値を語る時代は終わりつつある。

 

最近、私が主宰する1週間情報分析誌、

「ネクシンク」でもこのテーマを取り上げたのでご紹介する。

■関係価値講座■~2009.2.2 VOL.1158~
新しい価値学習が顧客の間で認識されつつあります。それは物単体に価値があるのではなく、物と物の間、物と物の関係に価値があるという認識です。このような姿勢を「関係価値講座」と言ってみました。関係に新たなる価値あり。インターネットによって急速に広がったネットワールドも、すべて関係に価値あり、です。月間10億アクセスを超えたネットの世界には、それこそ無数の関係が成立しているに違いありません。物と物、物と人、人と人、人と場、場と場、コミュニティとコミュニティ、趣味と趣味、それら無限の「関係価値講座」テーマが、いまや世界を席巻しているに違いありません。ホストとゲストの関係価値を徹底的にサービス化して成功した東京ディズニーシーなどは、典型的な「関係価値講座」企業でしょう。物を見るな、関係を見よ、の時代が来ました。

 

ますます時代の価値が精神化し、

関係に価値が高まっていくのは間違いない。

ある意味、それは魔法ではなく、

価値の成熟の必然であると言ってもいい。

 

一条真也氏のますますのご活躍を祈る。

 


 

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