囲み枠(上)
谷口正和 プロフィール

RSS

2009年6月 1日

都市論

hamano1.jpg

 

浜野安宏氏が、新たな都市論を展開している。

著書『生活地へ』(学陽書房)である。

帯に「愛する我が街を持て、護れ、再生せよ」とある。

なるほどと納得させられたのは、

巻末の「日本を『幸せの国、地方』にするための100の行動計画」だった。

 

1.生活にも街づくりにも作法を持って計画し、行動する。
2.公共レベルの低いデザイン、サービスの建築物、リゾートなどの再利用、再開発を促進する。
3.空中に張り巡らされた電線をすべて埋める。
・・・
・・・
100.子どもたちの、子どもたちの、子どもたちへ幸せのマチを手渡せる地域に。

などである。

 

基本は「都市を人間のものへ」だろう。

まさに浜野氏のいう「生活地へ」である。
私も今『アート&シティ』という都市論をまとめているが、

今ほど新しい都市論が求められている時代もあるまい。

 

HOME