囲み枠(上)
谷口正和 プロフィール

RSS

2009年6月30日

バス停の朝。

 

bustei1.JPG

 

私が毎朝乗っているバス停には、いつも花が咲いている。

どなたかが丹精込めて裂かせてくれているのだろう。

ありがたいことである。

 

バス停は小さなパブリックスペースだ。

そこに小さな公園という概念を持ち込めば、

単なる待つ場所ではなく、小さな休息の場所になる。

花は人の心をやわらげてくれる。よく見れば、

その小さな花弁は造化の妙であり、

その色の美しさはため息が出るほどだ。

 

最後の写真は、

子どもの手を引いて近くの幼稚園へ向かう老人の写真である。

ジジとマゴだ。

これからの家庭は、核家族を脱して、三世代、四世代がいい。

そこに生活の知恵も伝承され、

暮らしの潤いも引き継がれるだろう。

まるで咲き続ける花のように。

 

bustei2.JPG

 

 

bustei3.JPG


 

HOME