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2009年6月30日 バス停の朝。
私が毎朝乗っているバス停には、いつも花が咲いている。 どなたかが丹精込めて裂かせてくれているのだろう。 ありがたいことである。
バス停は小さなパブリックスペースだ。 そこに小さな公園という概念を持ち込めば、 単なる待つ場所ではなく、小さな休息の場所になる。 花は人の心をやわらげてくれる。よく見れば、 その小さな花弁は造化の妙であり、 その色の美しさはため息が出るほどだ。
最後の写真は、 子どもの手を引いて近くの幼稚園へ向かう老人の写真である。 ジジとマゴだ。 これからの家庭は、核家族を脱して、三世代、四世代がいい。 そこに生活の知恵も伝承され、 暮らしの潤いも引き継がれるだろう。 まるで咲き続ける花のように。
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