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2009年7月 3日 仏教再生。
20世紀の世界を一言で言えば、宗教からの乖離だったろう。 近代化が世界再編のテーゼとなり、 見えざるものは見えるものに駆逐されていった。
ここから反転して、21世紀は宗教的なるものへの親炙である。 見えざるものが世界を動かしていることへの直感的洞察だ。
秋田氏は立命館大学院経営管理研究科MBAコースの私の生徒である。 浄土宗光聖寺の住職であり、現役の宗教者である。 彼は長期凋落傾向にある仏教の再生を願い、 それをビジネス的マーケティング的に考えると どうなるかを研究するためにMBAコースに学びに来た。 新時代の経営ノウハウと古来からの宗教がどうシンクロするのか、大変興味深い。
秋田氏の考え方と行動が著書 『社会事業による寺院の再生~MBA僧侶の挑戦』(中外日報社) という一冊になって世に出た。 ぜひご一読願いたい。
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