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2009年7月15日 水の道。
立命館大学大阪キャンバスは、淀屋橋の直近にある。 土佐堀川を挟んで、真ん前が大阪市役所である。 私はここでMBAコースの学生たちに教えている。
大坂が日本の商業センターになり得たのも、 この水運都市とてしての機能が大きく働いていたろう。
港とは「水門(みなと)」と書く。 大坂も江戸も、本来「水門」都市だったのだ。 日本は山の国だから、 水が中央の山の背を分けるように左右へ流れる。 大坂も江戸も、その水の流れを享受した水の都だったのである。
ほとんどコンクリートで覆ってしまった。 その代わりその上に「陸の道」を作って、 現在の反エコ都市を作り上げてしまったのである。 もう一度水の道へとモーダルシフトである。
本来、森と水の国だった日本に、水の道くらい似合うものはないだろう。 |