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2009年7月30日 和×和。
ふろしきへの注目が高まっている。 たった一枚の布で、なんでもラッピングしてしまう、その自由自在性。 水は方円の器に随うというが、 ふろしきもまた、方円に随って、自由自在になんでも包んでしまう。 物を取り出してしまえば、またもとの一枚の布に還る。 布に描かれたデザインの美しさも、風呂敷のもうひとつの魅力だ。
和菓子もまたデザイン美に満ちた食べ物である。 日本の食べ物は目で味わうというが、 和菓子はその最たるもののひとつだろう。
和菓子のとらやがコラボレーションして、 京都限定商品の「とらや羊羹×はんかち風呂敷」 というオリジナル商品を作った。 和の布×和の食、そこに日本ならではのハーモニーが奏でられている。
日本の美意識が、そこかしこに現れる時代が来た。 不易流行、伝統が革新を生んでいく。
宮井宏明氏が監修された京ふろしきの美しい本。 |