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2009年8月 5日 ユーモアの世界。
私の尊敬するデザイナーの1人、福田毅さんが、 『ユーモアポスターの世界』という個展を開催している。 (新潟県立近代美術館/8月7日~8月20日)。 ほのぼのとしたウィットに富んだ作風は、 見る人の心に安らぎを与える。 「笑いがあるとそこに争いごとはない」と考える福田氏の哲学が垣間見える。
福田氏は株式会社カメレオン代表、長岡造形大教授。 カンヌ国際広告映画祭優秀作品賞ほか、多数の賞を受賞している。
笑いは肯定の最大のコミュニケーションだ。 日本の芸能の始まりは、笑いだったといわれている。 中国からやってきた芸能者が、 滑稽な言葉と動きで観衆を笑わせたのが始まりだった。 その意味で、笑いは人間のコミュニケーションの原点にあるものだろう。 福田氏のご活躍をお祈りする。
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