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2009年8月11日 未来への睨み。
時代の転換期は、次がどうなるか、確定的に読むのは難しい。 しかし誰かが言わねばならない。「こうなる」と。 そういう意味では、大前研一氏は、 常に恐れずに未来を断言するデルファイ型のマーケッターだ。 大前氏より『大前研一の頭脳』という本をお贈りいただいた。
私は常々、「過去は客観、未来は主観」と言っている。 過去はもうすでに起こってしまった事実の山だから、誰にでも客観的に存在する。 しかし未来はまだ来ていないから、主観的に判断するしかない。 その真ん中に現在があるのだが、 これはドラッカーのいう「すでに起こった未来」として理解できる。 未来判断の目は、現在の中に潜んでいるのだ。
私が主宰する「ネクシンク」も、まさにこの視点で作られている。 ネクシンクのウェブページがフルリニューアルしたので、一度覗いていただきたい。 23年前の創刊号も見ていただける。 |