囲み枠(上)
谷口正和 プロフィール

RSS

2009年9月 2日

流政之の世界。

nagareart.jpg


流政之氏と言えば、世界的な現代彫刻家である。

"Samurai Artist"の異名をもつ。

日本よりも海外のほうが盛名が高いかもしれない。

わたしも子どもの頃、父の関係でお目にかかったことがある。

モダンアートに関しては、日本で認められるよりも、

海外で先にその才能を認められるケースのほうが多いように思う。

日本は伝統的な価値観を判定する力は十分にあるが、

新しい地平を切り開く、まだ安定的な評価を得ていない斬新な才能に対しては、

案外及び腰なのかもしれない。

モダンアートマーケットが世界規模であることにも関係していよう。

いずれにせよ、流氏が作り出す石の彫刻は、

それがまるで何万年前からそこにあったかのような存在感を感じさせる。

モダンとは本来そのようなものかもしれない。

流氏の活動を支援するNAGARE FOUNDATIONと

いうものがあり、私も参加させていただく。

優れたアーティストは、支援なくして成立し得ない。

パトロンという概念が、もっと市民レベルで認識されてもいいだろう。

 

Wikipediaより、そのプロフィールを紹介させていただく。


1923年長崎県に生まれ、1942年立命館大学法文学部へ進学。

その後中退し、海軍予備学生出身の零戦搭乗員として終戦を迎える。

その後、世界各地を放浪、独学で彫刻を学び現在に至る。

1975年には、ニューヨーク世界貿易センターのシンボルとして

約250トンの巨大彫刻『雲の砦』をつくり国際的評価を得る。

また、作品『受』はニューヨーク近代美術館の永久保存作品

(パーマネントコレクション)として収蔵されており、

彼の国際的評価の高さを裏付けている。

1967年には、TIMEが選ぶ日本を代表する文化人の一人に選ばれた。

彫刻家として活躍するかたわら、庭園の作品も残す。

代表作に東京天理教館庭園、皆生温泉東光園庭園などがある。

 

 

 

 

 

 


 

HOME