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2009年10月 6日 見えないものの力。
内容は様々だが、共通して言えることは「見えないものの力」だ。 一条氏は大手冠婚葬祭互助会の社長であり、作家でもある。 かつては東急エージェンシーで鳴らした営業マンでもあった。 時代はますます見えざるものの力へと傾いている。 目に見えるものはコンビニエンスストアやクルマ、 あるいは巨大都市のビル群などの有形の資産となって わたしたちに恩恵を与えてきてくれたが、 その目に見える文明が明らかに行き詰まりを見せている。 これからは見えざる文化の時代なのだ。 安心感、心の平穏、さらには幸福感などは、 いずれも目に見えるものではなく、 信頼とか絆といった人間の内面にあるように見える。
一条氏は、その意味で、21世紀型の文化求道者とも言える。
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