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2009年10月14日 旅と美術館。
開館した新根津美術館館長・根津公一氏より オープニングのご招待をいただいたので、拝見に行った。 都市美術館としては大きな規模ではないが、 それが一層、美というものの洗練性を感じさせる。 美は細部に宿るということだ。 設計は隈研吾氏によるもので、井上靖の『天平の甍』を思わせる興趣がある。
芸術が観光をリードする時代である。 アート・ツーリズムの時代が始まっている。 人は美を訪ねて、世界中を放浪するように旅するだろう。 国宝級の日本美術を展示する新根津美術館は、 新しい東京の求心力になるに違いない。
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