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2009年11月12日 師と弟子。
この記念にとゼミ卒業生たちが、 「Hope Moon Anniversary~多摩大学望月ゼミ20年史」 というクロニクルを編纂した。 それが今回ご紹介する本である。 お手紙の中に「明治維新を支えたあの草莽の志士のように、 踏まれても踏まれても立ち上がってくる大きな志と 強靭な意志を持った人間が、望月ゼミの卒業生であって欲しい」とあったが、 望月教授の人格を鑑みれば、 そのような卒業生が多く巣立って行ったに違いない。
「塾」の時代である。 適塾の緒方洪庵は福沢諭吉を生み、 松下村塾の吉田松陰は高杉晋作を生んだ。 松下政経塾出身者の活躍はご存じの通りである。 望月教授も、また塾のようにゼミでご指導されてきたのだろう。 私も立命館大学で教鞭をとっているが、共感するところ、多である。
歴史は永遠に「師と弟子」の連鎖によってつながっていく。
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