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2009年11月30日 肖像。
1人の人間にひとつの「肖像」がある。 人生の歴史と成し遂げたことを背負って、そこに立っている。 『グラフィックデザイナーの肖像』(新潮社)という本を、 グラフィックデザイナーの平野敬子氏よりお送りいただいた。 平野氏が企画・立案し、株式会社竹尾がプロデュースした 公開インタビューをまとめたものである。 杉浦康平(以下敬称略)、原研哉、永井一正、早川良雄、松永真など、 日本のグラフィックアートの歴史を形作ってきたプロフェッショナルたちが登場する。 今最前線で活躍するデザイナーたちが公開の場で 質問する形式を取っている。
きちんと書籍にしておくことの大切さを、今回も教えられた。 肖像の中に哲学も美意識も伝達すべき思想もすべてある。 |