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2010年1月 5日 初詣。
すごい人で、例年の2割増だという。 これも不景気による神頼みだと報道するメディアも多い。 しかし、この根底には、もっと深い変化が現れていると私は思う。 それは物の文化から、精神の文化への大転換だ。
ネクシンクの年頭号は、「逆さ富士」というキーワードでまとめた。 20世紀型のすべての価値観が、 まるで湖面に映っている逆さ富士のように、 そのパラダイムが逆転するという意味だ。
日本の神道の特色は、ご存じの通り、八百万の神にある。 すべての自然に神が宿るという考え方は、 言ってみれば何もないものを信じることだと言っていい。 全てはイコール無だとも言えるからだ。 足元を見れば日本人、さらに視座を上げればアジア人、地球人、宇宙人 とその見方は無限へと拡大していく。そんなことも感じた。
おみくじを引いてみた。明治天皇の御製で、 「さまざまのうきふしをへて呉竹のよにすぐれたる人とこそなれ」であった。 何か心に感じるものがあった。和歌というものの力だろう。
時代の流れに感謝し、時代の流れから教わりつつ、 今年もお互いに学んでいきましょう。 本年もよろしくお願い申し上げます。
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