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2010年3月 8日 復刻版の力。
『婦人画報』の創刊号の復刻版を、 アシェット婦人画報社の谷口恭子氏よりお送りいただいた。 明治38年7月1日号、創刊号の復刻版である。 時代の文化が香り立つようである。 まさにメディアは時代の申し子、 その時代の空気感、背景、生き方、価値観まで見事に映し出している。 すごい、というのが感想である。あらためて復刻版の力を思う。 その時代を凝縮するメディアとして、復刻版以上のものは ないのではないか。そう思わされる。 この雑誌をはじめて手にした人、読んでいる人、それらの人々がどのように感じ、 どのような未来を思い描いたのか。 明治という時代が、ページの隅々まで染み渡っている。 一気に時間を越えて、明治38年に戻った。 『婦人画報』創刊号の復刻版に感謝。
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