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谷口正和 プロフィール

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2010年3月12日

一枚の布。

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風呂敷は物を自在にくるみ、終わればたちまち一枚の布に戻る。

空になっても風袋は残るバッグとの違いはそこにある。

その一枚の布に美を込めたのが日本人のデザイン感覚だ。

 

日本風呂敷協会が、風呂敷の実用性と美しさをまとめた

『ふろしき包み』という小冊子を刊行した。

宮井株式会社の宮井宏明氏よりお送りいただいた。

シンプル、ナチュラル、ピュア、ハンドメイド、リユースなどの、

今の時代が求めている価値が、風呂敷に内在していることが分かる。

日本人が得意とする奥ゆかしさと抽象的美意識がそこにある。

 

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