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2011年7月27日 祇園祭りに思う。
今年も祇園祭の宵山に行ってきた。 祇園祭はおよそ1200年続く、京都を代表する祭りである。
創業は実に江戸初期の元和元年(1615年)。 現当主の細辻伊兵衛氏で十四代続く京都の老舗木綿織商である。 永楽とは、あの永楽銭のことで、屋号からして歴史を感じさせよう。
歴史の特性のひとつは、その継続性である。 歴史があるものが長く続くのではなく、長く続いたものが歴史になるのだ。 京都という街自体が今後さらに輝きを増すであろうことは、 一日一日が歴史の積み重ねになっていくからだ。
その歴史をつむぎだすもの、それは「人」である。 祇園祭りを見ている私も、また歴史の一部である。 私もあなたとも、歴史の担い手の1人なのだ。
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