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2011年8月15日 風景の一期一会。
月尾嘉男さんから数葉の写真をいただいた。 震災前の三陸海岸と松島を行く月尾さんである。 この風景と全く同じものはもはやない。 人が出会うものはすべて一期一会であり、 それは風景も同じだ。 私たちの記憶の中には生きて出会って来た 無限の風景が仕舞い込まれているが、 一期一会性が強かったものほど思い出される機会が多いだろう。 私たちは常に今を生きているが、 それは一期一会の無限連鎖の中を生きているということだ、 人も風景も言葉も食べものも、 すべて一期一会としての存在である。 私たちは一瞬をつむいで生涯を生きていく一期一会の旅人なのだ。
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