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2011年8月22日 漆器の魅力。350年の伝統を有する京漆器の老舗である象彦の西村毅社長は、私も参加させていただいている京都ブランド研究会の主軸メンバーのひとり。 象彦という会社の京都本店は平安神宮の近くにあり、そこを、漆を中心とした生活文化ミュージアムとして再編しようという流れをつくられている。 それと同じ目的を持って、「華麗なる<京蒔絵>-三井家と象彦漆器-」が9月17日(土)から三井記念美術館で開催される。 漆器は生活の道具として文化的位置を得てきたが、結果として三井家は漆器のコレクターの役割を担ってきた。 その三井家旧蔵の象彦作品約40点が一挙初公開される。 生活文化としての道具が今日の生活芸術を形成してきた。 われわれは京都、江戸で生まれた生活文化そのものをもう一度取り戻せるかというシナリオの中にいる。 そのことを象徴する展示なので、初日には私も足を運ぼうと考えている。 |