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2011年9月 8日 用の美が芸の美と重なる時。
「軽業師の妙技」と呼ばれる 高度なテクニックで作られるヴェネツィアン・グラスは、 ガラスという素材の持つ光と影の芸術性を存分に発揮した ガラス工芸のひとつの頂点である。 サントリー美術館が開館50周年を記念して コーニング・ガラス美術館特別出品 「あこがれのヴェネツィアン・グラス~時を超え、海を越えて」展を 10月10日まで開催している。 私もレセプションにご招待いただいて、 ヴェネツィアン・グラスの真髄を心行くまで堪能させていただいた。 その「用の美」と「芸の美」の融合は、目を見張らせるものがある。 ヴェネツィアン・グラスを食卓に置けば、 食卓は無限のアートの演劇舞台へと変貌するだろう。
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