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谷口正和 プロフィール

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2011年10月31日

専門大店への道。

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百貨店が進むべき方向は「専門大店」であろうと私は思っている。

核になるのはあくまでも「専門店」であり、「専門文化」なのだ。

 

阪急メンズが有楽町にオープンした。

阪急がメンズに挑み、大阪で成功した業態を引っさげての登場である。

イメージターゲットはジェットセッターで、

世界を股に駆けて働き、

遊ぶ男たちである。

イメージキャラクターは市川海老蔵であり、

日本文化の世界発信のシンボルということなのだろう。

これからは日本の固有文化を

世界に向けて発信していくことは非常に重要で、

各国、各民族が固有の文化を引っさげて交流する時代である。

一時はガラパゴスと揶揄された日本文化の大逆転である。

どのような文化も、そのガラパゴス化によって個性を磨き上げていくのである。

各フロアは一般的マーケティングから離脱して、

テーマによって情報密度が非常高い。その点を高く評価したい。

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