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2011年12月19日 「死」は不幸ではない。
多数の著書を著している一条真也氏から さらに深い哲学的思考をこめて書いた著書 『のこされたあなたへ~3.11その悲しみを乗り越えるために』 (佼成出版社)をお送りいただいた。 この本の「あなたへ」とは抽象的な意味の「あなたへ」ではない。 3.11で「葬儀ができなかったあなた」「遺体が見つからないあなたへ」 「お墓がないあなたへ」「遺品がないあなたへ」 「それでも気持ちのやり場がないあなたへ」という 具体的な「あなたへ」呼びかけている本なのである。 まだ最後まで読み切ったわけではないが、 深く考えさせられるものがある。 特に愛するものには必ず再会できるという箇所には深く胸を打たれた。 「死」は不幸ではない、 それは人生というもの、生命というものにとって、 終わりの始まりなのだ。 宗教的、哲学的考察を入れねば解決できない問題に、私たちは初めて出合った。 |