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2012年2月 9日 江戸絵画の豊穣。
アートはその代表的分野のひとつである。 伊藤若冲の絵画に見られるごとく、 微に入り、細にわたるその圧倒的な ディテール描写は見るものを圧倒する。 文化性の高い出版シリーズとして評価を得ている ピエ・ブックスシリーズの『旅する江戸絵画』 (金子信久著)を手にしている。 本書の特徴は数々の江戸絵画の部分描写を クローズアップしているところにある。 この細部にはこんな細かい描写があったのか、 という驚きが感動を呼ぶ。 ピエ・ブックスシリーズの果たしている表現資料としての 価値の高さに大いに共感する 。当社も「江戸美学研究会」を」立ち上げているが、 本書には強く刺激された。 |