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2012年2月20日 依存からの脱却
深刻さが増してきた高齢社会で今、 1世帯1人で生活するお一人様老後の問題が顕在化してきた。 しかし、課題をネガティブに捉えてばかりではなく、 肯定的に受け止める。 一人でいる自由を手にしているという認識のうえで、 仲間と時間を共有できると捉えれば、いささか気分も楽に感じられてくる。 翻って国に目を向ければ、 国が抱えた膨大な借金は、財政破綻したギリシャを彷彿とさせる。 かの大国、ローマ帝国が滅亡したのは、 「パンとサーカス」という言葉にあるように 市民への過度な社会保障によるものとも言われている。 成熟した社会は、義務を蔑ろにしながら、多くの保障を求める。 今、自己の領域を自覚し、 依存状態から脱却していくことをもう一度考え直してみてもいいのではないだろうか。 |