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2012年3月12日 復興というクリエイションの喚起。
足元にあるブルーバード財を見失っていませんか。
昨今の価値観を改めて見つめ直し、明確にしたコンセプトの下、アイデアを練り、センスが求められる感性市場に見合ったクリエイションを実現していきましょう。
そうして成立したクリエイションは、場と時と人が重なり合えば、点から線、そして面へと広がりを見せます。
東日本大震災から1年が経過したものの、復興に向けた明確な青写真すらなく、未だに先行きの不透明感が漂う現状から、多くのボランティアが被災地を訪れても情緒的なもののように思えてなりません。情緒から行動へ、これからの最大のキーワードでしょう。
17年前の阪神大震災では、結局、5分の1の人が外に出て行ったまま、元にはもどらず、違う地域に根ざしました。若い家族を持つ家庭の約7割の人がフクシマに戻らないといいます。新しい故郷を持つのも一つの行動です。
何よりも復興というクリエイションを喚起させるには、現実の未来に対して行動を共にしていくコンセプトというものが、まず求められています。 |