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2012年3月22日 幸福のパラダイム。
私も理事を務めるJDCA (日本デザインコンサルタント協会) の 御手洗照子理事のお嬢さん、 御手洗瑞子氏が書かれた本『ブータン、これでいいのだ』(新潮社) をお送りいただいた。 瑞子(たまこ)氏は東大を出てマッキンゼーで働いていらっしゃった才媛で、 ブータン政府のGNHコミッションに 初代首相フェローとして働いた経験を持つ。 この『ブータン、これでいいのだ』は、 ブータンで公務員で働いていた時の思い出をまとめたものである。
国民の幸福度が国家経営の目安であるということである。
ひとつのパラダイムの中に埋没すると、 他にパラダイムがあることすら気づかないという。 GNPを追いかけ続けて今日の混乱に至ったのが日本だが、 日本もそろそろ他にパラダイムがあることに気づく時だ。
その意味からも推薦者の糸井重里氏の 「意外と重要な本なのではないかと思う」 という指摘には共感する。 |