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2012年7月31日 有縁社会。
「無縁」という言葉が流布している。 孤独死と独居死という言葉に代表されるように、 人の関係が断絶し、 絆が崩壊してしまった社会を指すようだ。 「有縁」とはその逆、人に絆ありである。 縁は仏教用語で「多くの因縁が寄り集まって 現象が生起すること」をさすが、 まさに人間社会そのものである。 一条真也氏、鎌田東二氏などの論客が集まって、 「無縁社会の克服」をテーマに 語り合った座談会が開かれ、 その記録として「無縁社会から有縁社会へ』(水曜社) という本が出版された。 大震災以降、私たちの死生観は明らかに変化している。 生とは何か、死とは何か、社会とは何か。 この大きなテーマを読み解くことは、 21世紀を貫く大テーマになるだろう。 2012年7月30日 社会を創造するマーケティング戦略マーケティングの睨みどころを変え、新しい役割として自覚し、取り掛かりましょう。
ライフデザインの転換には、マーケティングやデザインにおいても社会課題を取り込んだ視点が必要ななってくる。
社会を「予測する」認識から脱却して、「創造する」認識に転換しましょう。生活者が主人公と認識し、マーケット論から社会学的な発想に転換しましょう。
SCのプロモーションにおいても地域をどう預かり、どう関わろうとしているのか見つめ、どう共有するのか。
次にやってくる社会はどんな社会なのか、大きな源流となるうねりをしっかりと掴み取っていきましょう。 2012年7月26日 信じられる。
今人々が最も重視する判断の価値軸は「信じられるか・信じられないか」である。 これは「好きか・嫌いか」「よいか・悪いかを」超えて、 世界的に見てももっとも大きな判断軸になっているだろう。 つまり社会と市場を動かしているのは人々の心理のありようであり、
それは「信頼関係」ということだ。 安さや新しさだけを前面に押し出していた時代は終わる。 信用できるということが共感や絆の前提だという時代になった。 こんな時代の流れを感じさせる事例を二つご紹介する。 ひとつは「信じられるデザイン」展で、浅葉克己氏らを中心に、6月に開催された。 二つ目は「What is the Asahi Art Festival World Network Project」で、 昨年宣言文を起草した。 東北で繋がるアジアへの「共感」がテーマである。 デザイナーたちもコミュニケーター、ネットワーカーとして確実に歩みを進めている。 よい流れである。
2012年7月24日 創造の市場。
東京ビッグサイトで開催された
「第1回クリエイターEXPO東京」を見に行ってきた。
作家・ライターゾーン、絵本ゾーン、漫画家ゾーン、
イラストレーター・画家ゾーン、写真家ゾーン、
グラフィックデザイナーゾーンなどに分かれて、
クリエイターたちがブースを持ち、
直接ビジネスチャンスを自ら開発する、
一種のパーソナルトレードショーである。
出品者たちは、まだ世に出る前の原石のダイヤモンドたちで、
その才能がきらきら光っていた。
個人が自らダイレクトに前面に出て
セルフプレゼンテーションするところに大きな可能性を感じた。
「市場」という概念を根底に秘めているところが今的である。
ショールームからエキスポへ、時代の流れを感じる。
特にメイ・ニシヤマというクリエイターの
ペイパー・スカルプチャーアート(紙粘土人形)には可能性を感じた。
プロ目前である。
世の中、何でも「自分が商品」なのだ。
若いクリエイターに
その意欲を感じたのは大きな収穫だった。
東京ビッグサイトで開催された 「第1回クリエイターEXPO東京」を見に行ってきた。 作家・ライターゾーン、絵本ゾーン、漫画家ゾーン、 イラストレーター・画家ゾーン、写真家ゾーン、 グラフィックデザイナーゾーンなどに分かれて、 クリエイターたちがブースを持ち、 直接ビジネスチャンスを自ら開発する、 一種のパーソナルトレードショーである。 出品者たちは、まだ世に出る前の原石のダイヤモンドたちで、 その才能がきらきら光っていた。 個人が自らダイレクトに前面に出て セルフプレゼンテーションするところに大きな可能性を感じた。 「市場」という概念を根底に秘めているところが今的である。 ショールームからエキスポへ、時代の流れを感じる。 特にメイ・ニシヤマというクリエイターの ペイパー・スカルプチャーアート(紙粘土人形)には可能性を感じた。 プロ目前である。 世の中、何でも「自分が商品」なのだ。 若いクリエイターに その意欲を感じたのは大きな収穫だった。
2012年7月23日 創造する経営
人は、生活の充足から精神のよりどころとなる文化を求めるようになりました。
そこに着眼し、テーマをもって再編集し、共学の場とするコンセプトを掲げ、文化経済研究会は始まりました。
今年、10年目を迎えました。 9月には10周年を記念した「創造する経営―クリエイティブ・イノベーション」が刊行されます。数多くの経営者にご講演いただき、その中から10人の若手経営者の創業と成長の物語を収録しています。
ライフデザインをコンセプトに続けてきた取り組みで溜まったストックを活用し、種をまくことで、新しい芽が出てくることを願っています。
それは顧客の興味・関心が発端となっていることは紛れもない事実です。 2012年7月19日 想像力の飛翔。
スイス生まれの詩人画家エルンスト・クライドルフ(1863-1956)の展覧会 「クライドルフの世界」が、Bunkamura・ミュージアムで開かれている(7月29日まで)。] まさに詩と絵が融合したその世界は、 クライドルフの宇宙と呼ぶにふさわしい。 身近な植物や昆虫に生命の宇宙を見出すその観察眼と想像力は、 今の時代にこそふさわしい。 スイスアルプスの自然を手元に引き寄せて、 つぶさに見ると、こういう世界が広がっていることに 彼は気がついたのだ。
私は彼の作品を見て、石川啄木や宮沢賢治を想起した。 啄木も賢治も、宇宙を手元に引き寄せて、 それを言葉に変えたアーティストである。 想像力の源泉は身近にあるのである。 そこから想像力の彼方へと飛翔していくのである。
今後、この展覧会は郡山市美術館、富山県立近代美術館、 そごう美術館に順次展観していくという。
2012年7月13日 デザインに何ができるか。
『デザインの現場』のバックナンバー、08年6月号を見ていたら 特集は「<世界>を救うためにデザインができること。』だった。 問題をステキに解決することがデザインの力であり、 役割であると私は思っている。 感性社会のソリューションはステキに見えることが大切なのだ。 次なる社会課題を発見し、それを解決してみせることが すべてのビジネスに求められることであり、 それを机上の理屈を越えて、 素敵な感性に置き換えて見せるのがデザインの仕事だ。 クリエイターの時代といわれるゆえんである。 デザインの力ga、そのプロデュース能力も含めて、 ますます要求されるのが21世紀だろう。 『デザインの現場』は惜しくも休刊になってしまったが、 デザインが滅びることは永遠にない。
私も「SURSUS(サーサス、サバイバル&サステナビリティ)」というブランドを 立ち上げているが、これも社会課題に対するデザイン運動の一環だ。 2012年7月11日 紅型。
紅型(びんがた)とは沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つである。 その起源は13世紀頃と推定されている。 「紅」は色全般を指し、「型」は様々な模様を指していると言われる。 沖縄復帰40周年を記念して「紅型 BINGATA~琉球王朝のいろとかたち」展が 六本木のサントリー美術館で開かれている(7月22日まで)。
私も拝見して、その南方的味わいと日本美が入り混じった不思議な美意識に圧倒された。 どのような土地も産物も、まず文化の視点で見る。 そのとき初めて、現実が抱える問題を何を起点として 見るべきかが分かるのだ。 沖縄の持っている豊かな文化性と歴史をいかに大切にするか、 そこが沖縄問題の出発点だろう。 2012年7月 9日 商品は機能からコンセプトへメディアマーケティング活動の強化は、新しいものが派生しやすくなる。
他と同じこと、古いことは淘汰され、何が得意でどういう考えの下、実施しているのか求められます。商品も機能からコンセプトの時代となりました。
クロスメディア時代。選別の強化が進むなか、どういう考えをした商品であるかを明確に示すことが重要です。アナログ、デジタルに限らず、顧客との接点を創造することにおいては、過去も現在も関係ありません。
自社で、ライフデザインジャーナルの創刊を9月に予定しています。 自社で行っているプロジェクトにスポットをあて、その存在を証明します。これが弊社のエビデンスとして、メディアマーケティングを実践していくものとしたい。 2012年7月 5日 社会課題の解決。
今後の活動の基本命題は「社会課題の解決」である。 社会課題を明らかにし、その目的に向かって進む。 特にデザインは、今後ますますこの姿勢を 明らかにすることが求められるだろう。 そのことをはっきりさせたムーブメントとして 「SOCIAL DESIGN CONFERENCE 2012」がある。 エコデザイン、BOPデザイン、地域創生デザイン、震災復興デザインの 4テーマの元にデザイン関係者が集結し、カンファレンスを開き、 討論するとともに、その成果事例を発表して一冊の本にしたものだ。 「デザインで日本再生を考える20日間」と帯にはあるが、 考え方イコール・コンセプトの時代だ。 今後にさら待する。 2012年7月 3日 CAN
CAN
Creative Aging Networkの頭文字でCANである。
当社が立ち上げた新しいエイジング研究と
そのネットワーク作りの事を指す。
「クリエイティブ・エイジング」とは、
過去を振り返る人生観ではなく、
誰もが自分自身の主人公として
未来へ向かってエージングを重ねていく
生き方、歳の取り方のことを指している。
一人一人が人生のアーティストとして、
自分らしく生き切りたい。
エイジングをコストやリスクといった
不幸の側面から語るのではなく、
積極的に生きる、ポジティブに生きる。
それを歳を積み重ねていく幸福ととらえる。
そのようなクリエイティブ・エイジングに
共感、賛同する個人、団体、企業をネットワークし、
社会に新しい風を吹かせてみようということだ。
それぞれ異なる未来感を
「クリエイティブ・エイジング」という
コンセプトでつなげてみたいと思っている。
従来主宰していた「長寿の森研究会」を
発展的に解消し、CANへとつなげます。
このトライアルに興味のある方、
団体、企業、ぜひご連絡ください。
CANはスタートしたばかり、皆様とともに未来へと進みたい。
しくは当社HPを覗いてみてください。
Creative Aging Networkの頭文字でCANである。 当社が立ち上げた新しいエイジング研究と そのネットワーク作りの事を指す。 「クリエイティブ・エイジング」とは、 過去を振り返る人生観ではなく、 誰もが自分自身の主人公として 未来へ向かってエージングを重ねていく 生き方、歳の取り方のことを指している。 一人一人が人生のアーティストとして、 自分らしく生き切りたい。 エイジングをコストやリスクといった 不幸の側面から語るのではなく、 積極的に生きる、ポジティブに生きる。
それを歳を積み重ねていく幸福ととらえる。 そのようなクリエイティブ・エイジングに 共感、賛同する個人、団体、企業をネットワークし、 社会に新しい風を吹かせてみようということだ。 それぞれ異なる未来感を 「クリエイティブ・エイジング」という コンセプトでつなげてみたいと思っている。 従来主宰していた「長寿の森研究会」を 発展的に解消し、CANへとつなげます。 このトライアルに興味のある方、 団体、企業、ぜひご連絡ください。 CANはスタートしたばかり、皆様とともに未来へと進みたい。 詳しくは当社HPを覗いてみてください。
2012年7月 2日 カルチャーエコノミーの時代マネーエコノミーからカルチャーエコノミーの時代に突入しました。
コンセプチャルな仕組みを構築することを根底に経営者は何をコンセプトにするべきか考えることが求められるようになりました。
儲かっている企業から学ぶというよりも、素敵なことをやろうとして、続けられた企業に学ぶことが多くある。そのポイントとは何なのか。
先月は、各地で株主総会が開かれました。 株主は、デイトレーダーという認識から応援団という認識に改めることが求められています。つまり、パトロナイゼーションと考えていきましょう。
このパトロナイゼーションの獲得には、プロモーション活動を重視する認識から地域顧客を預かっているという認識で展開することが重要でしょう。 |