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2012年7月11日 紅型。
紅型(びんがた)とは沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つである。 その起源は13世紀頃と推定されている。 「紅」は色全般を指し、「型」は様々な模様を指していると言われる。 沖縄復帰40周年を記念して「紅型 BINGATA~琉球王朝のいろとかたち」展が 六本木のサントリー美術館で開かれている(7月22日まで)。
私も拝見して、その南方的味わいと日本美が入り混じった不思議な美意識に圧倒された。 どのような土地も産物も、まず文化の視点で見る。 そのとき初めて、現実が抱える問題を何を起点として 見るべきかが分かるのだ。 沖縄の持っている豊かな文化性と歴史をいかに大切にするか、 そこが沖縄問題の出発点だろう。 |