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2012年7月26日 信じられる。
今人々が最も重視する判断の価値軸は「信じられるか・信じられないか」である。 これは「好きか・嫌いか」「よいか・悪いかを」超えて、 世界的に見てももっとも大きな判断軸になっているだろう。 つまり社会と市場を動かしているのは人々の心理のありようであり、
それは「信頼関係」ということだ。 安さや新しさだけを前面に押し出していた時代は終わる。 信用できるということが共感や絆の前提だという時代になった。 こんな時代の流れを感じさせる事例を二つご紹介する。 ひとつは「信じられるデザイン」展で、浅葉克己氏らを中心に、6月に開催された。 二つ目は「What is the Asahi Art Festival World Network Project」で、 昨年宣言文を起草した。 東北で繋がるアジアへの「共感」がテーマである。 デザイナーたちもコミュニケーター、ネットワーカーとして確実に歩みを進めている。 よい流れである。
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