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2012年8月15日 メセナ・パラダイム。
日本メセナ協議会の会合で、 公益財団法人セゾン文化財団の 片山正夫氏とお会いした。 ご紹介するのは、 セゾン文化財団の活動レポート誌 『THE SAISON FOUNDATION 』である。 現代演劇・舞踊分野を中心に 多彩な助成活動を展開する同財団は、 理事長・堤清二氏の現代芸術育成への 情熱によって連綿と続いてきた。 これからのパトロナイゼーション、メセナ活動は、 余剰の予算依存の活動ではなく、 自ら予算を持つ強い自立支援だろう。 セゾン文化財団はそのような依存から自立への パラダイム・チェンジを その活動の基底に置いているように見える。 だからこそ20年以上にわたって、 その活動を継続できたに違いない。 21世紀は文化が先、経済は後の文化経済社会である。 セゾン文化財団の活動に拍手を送りたい。
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