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2012年9月28日 伝え方の革新。
大日本印刷の文化振興を担う「財団法人 DNP文化振興財団」は 毎年銀座で印刷文化の新しい可能性を示す展覧会を開いており、 その成果をアニュアルレポートして一冊の本にまとめている。 IT時代の到来とともに、グラフィック媒体としての紙の印刷物は、 そのポジションを問われているが、 日本は絵巻物、絵草紙といった優れた紙媒体の長い歴史を持っており、 決してデジタル化できない優れたプリント媒体の凄みを知っている。 印刷会社の本質的な使命は、紙文化の持つ力の可能性を探る続けることだろう。 その意味で、大日本印刷の文化行為は敬意に値する。 伝え方の革新に挑戦し続けているのだ。 |