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2012年10月26日 もてなしは「感性」。
「料理人のもてなしの心~たん熊北店の料理と器展」が 開かれている(11月27日・火曜日まで)。 京都の名店のひとつ「 たん熊北店」の料理と器に対する考え方とその表現、 いうなればコンセプト&クリエイションである。 3代目のご主人、栗栖正博氏は「器が館で料理は庭」と言っておられる。 器の中に自然を表現しようという気持ちのことで 、いかにも京都らしい発想法だろう。 その表現される世界は、感性そのものに訴えかけてくる、 まさにアートである。 美味しいおいしくないを超えて、目と心に訴えかけてくる日本の料理は、 グルメ、美食といった西洋的概念とは大きくその姿勢を異にする。 すべてを「感性」の視点で見直す時代がやってきた。 |