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2012年11月15日 店舗とミュージアム。
象彦は300年以上続く京漆の専門店だが、 近年、象彦美術館(京都本店二階)を創設した。 自分たちが長年蓄えてきた漆製品やその技術を 公開することがテーマである。 店はすでに物を置いておくだけでは単なる倉庫である。 その物を支えてきた歴史、技術などをアートの視点で再編集して プレゼンテーションすることが大切だ。 それが文化の時代の集客パワーなのである。 12月からはこの時期にふさわしい 「祝いの蒔絵~京漆器に見る吉祥文様」である (12月1日~2013年1月29日)。 日本の食文化とそのライフスタイルの中に 取り込まれた美意識を鑑賞したい。 |