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2012年11月27日 風と流れのアート。
京都の清課堂ギャラリーで、本田ゆうすけ氏の個展が開かれていた。 清課堂は天保九年、江戸後期に錫(すず)師として創業した老舗である。 本田ゆうすけ氏は、「動く彫刻」と言われるモビールのアーティストである。 その“風の揺らぎ”とでもいうべき繊細なモビールは、 感性における生活道具とは何かを問いかけてくる。 飾り物ではなく、心理の癒し道具としての作風は、 無限の可能性を感じさせる。 私もコレクションの一つとして買わせていただき、 私の部屋につるして楽しんでいる。 物と自然が融合したそのモビールは、 まさに「風流」である。 |