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2012年12月12日 フィンランドの生活アート。
フィンランドは、国土の大半が寒冷な気候の北欧諸国のひとつである。 人口500万人強の小国だが、その生活文化の豊かさは世界でも例を見ない。 4分の3が森に覆われた森と湖の国だ。
寒い時期が長いため、室内での暮らし方に、 優れた美意識と高い工芸レベル、アート感覚を持つ。 基本は手作りのクラフトマンシップによるもので、 使い捨て文化を拒否するような、 その精神の強さが、そのままプロダクトになって現れている。
サントリー美術館が 「時代を超える生活の中の美~森と湖の国フィンランドデザイン GLASS DESIGN from FINLAND」展を開催するので、 その内覧会を拝見してきた(2013年1月20日まで開催)。 ガラス工芸を主体としたその生活観と美術観が融合した作品群は、 生活アートの磨き方という点において、 私たちも大いに学ぶべきところがある。 まさに「生活はアート」なのである。
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