囲み枠(上)
谷口正和 プロフィール

RSS

2013年2月14日

「通史」の時代。

uchida.jpg

 


インテリアデザインを中心に、世界的評価の高い内田繁氏が、

『戦後日本デザイン史』(みすず書房)をまとめられた。

帯には「最先端の現場を知るインテリア・デザイナーによる壮大な通史」とある。

戦後60年、今あらゆるジャンルで総括が始まっている。

何でも50年たたないと歴史にならないというが、

今が歴史的検証の時期ということなのだろう。

戦後を大きく総括すれば、工業化と情報化ということになるだろうが

、総括するということは社会学的作業である。

実によくまとめておられる。労作というべきだろう。

そのエネルギーと博識と見地に敬意を表したい。

HOME