|
2013年2月27日 世界を映す建築。
建築は常に建築家の世界観、社会観を映すものだが、 氏のコンセプトは「小さな建築」である。 20世紀の建築コンセプトが「大きな建築」であったとすれば、 その真逆である。 コンクリートと鉄によって、より大きく、より強固に 巨大ビルを建てる20世紀の建築は、 言って見れば開発型、であった。 氏の建築はその土地にある素材を使い、 その土地の文化を取り入れることによって、 風土に順化しようとする。 21世紀型の見事なコンセプトである。 氏の建築成果と哲学を紹介する英語版もすでにある。 氏へのインタビューを弊社マーケティングジャーナル誌 「ライフデザインジャーナル」に掲載させていただくため、 取材させていただいて、ますます氏の世界観に共鳴した。 |