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2013年4月26日 リヒテンシュタイン 華麗なる公爵家の秘宝。
リヒテンシュタイン家のコレクションを一同に公開する『リヒテンシュタイン華麗なる公爵家の秘宝』展が、京都市美術館で開催されていた。
京都には、ハイカルチャーで高い目線を持った都市として、世界から文化度の高い顧客を集客することが課題です。
京都岡崎エリアには、平安神宮、京都市美術館、京都会館など文化施設が集結したコンセプト・ワールドをもっています。
これからハイクラスな人々が集まる京都を作ろうというのは、リッツカールトンやフォーシーズンズができること。世界文化都市、世界から美術や文化に興味のある人が集まって楽しんでもらえる。 それに季節を伴い、文化が紹介できる優れた街のコンテンツ。
京都南座も新歌舞伎座にならって、次のクラスへのトライアルが必要です。京都に1300年のキャリアを受けこんだオペラ座となるのか。世界のカルチャーツーリストの目線となるべきなのです。
西日本は大阪を含めて、オペラハウスとなるような日本を代表する文化劇場に対して、投資し、顧客のウェルカムプログラムに準備として、構想先行のシナリオを持たなければならない。 2013年4月25日 CROSS SECTIONS。
京都国立近代美術館を訪れました。
入場券、デザインアート、工芸、ファッション、縦軸に区切られた区分け認識ではなく、それらが相互にクロスしてオーバーラップする展示でした。
そして、互いに刺激しあって、一つのワールドを作っている。
今日のデザインが育まれるまでを検証するデザインの近代史です。
いわゆる、クラフトマンシップといえる陶芸、ガラス工芸、木工、染色、織り、図柄、こういうものが相互ミックスして、近代化の中に見られる生活感性を培ってきた。
すべからく、視点と編集が重要な時代になったことを意味しており、 まさに情報的な展覧会だといえる。 2013年4月24日 手回しオルガン弾きと二匹の猫。
望月輝彦さん自身が童話作家として描かれた絵本をお送りいただいた。
氏とは、長いお付き合いをしており、私も絵本に興味があり、興味深く拝読させていただいた。
レーチェル・カーソンの著書『センス・オブ・ワンダー』やウォルト・ディズニーが表した自然の大切さに強く共感され、それらが一冊の童話に表されている。
まさに氏の中にある少年の志、少年の瞬きが、そのまま絵本を作ったような気がする。
興味深く、ここにご紹介したい。 2013年4月22日 ホームビズ。
個人のストック財の活用を稼動させましょう。
ホームアートブックライブラリーの発想で、 すてきな図書館として活用していく。
ホームライブラリー、ホームシアター、ホームミュージアム。
家を地域社会にオンステージさせることで、ホームグラウンドクラブとして公開させましょう。それは、家の空いた部屋、商店街の空きスペースを生かし、スモールビジネス拠点へと活用させていきましょう。
先行モデルとして世界をリードするビジネス拠点と育っていくはずです。 2013年4月18日 内田さんに聞いてみた「正しいオヤジ」になる方法。
これまで吉本興業の発展に尽力された木村政雄氏が、内田樹氏と対談をされた一冊です。お2人で「正しいオヤジ」になる作法を話されていました。
なかなか面白い本です。 2人して、ユニークな面白社会学という視点で対談が行なわれ、一つひとつの判断に対して、ちょっとずれた論点を重ねながら、今の時代の中における課題を浮き彫りにされていた。
例えば、テレビの質が低いのはB級グルメのように、面白ければいい、見たいな発想によるものという指摘は一つの知見とみることができる。
情報化社会における問題意識の高い、リーディングが必要とされる中、課題認識を避けて、番組が作られているとも。
2人とも面白社会学者としての認識したとき、思わぬヒントを提供してくれる。そういう意味で、新視点のアイデアが詰め込まれており、ぜひ、お勧めしたい。 2013年4月17日 旅は人に生きる喜びを与えるものです。
2010年に再スタートを切った旅行産業経営塾。
開講当初、塾長だった山田学さんは塾の顧問になられた。 旅行経営産業塾では、新しいツーリズムの人材育成をやろうというもの。 私も数度、セミナーのスピーカーとして呼ばれて、話をさせていただいた。
旅行業界の中の問題を業界発想から脱却して、地球を楽しみの学校に変えるというお手伝いをしている認識の下、人材育成塾として開校された。
山田氏はたいへんなアイデアマンです。 旅行業界は再編集の構造の中で、新しいアイデアが求められている。 旅は、同じ場所を紹介し続けているが、そこに「変化」のエッセンスを加えていらっしゃった。
今回、日ごろから、思われているいろいろな気付きを本にされた。 旅行業界を超えて、これからのツーリスト・インダストリーという観点から人材育成のヒントを得るチャンスを受信する場所。
新たな役割を求めてのニューツーリズムのガイドブックとなるでしょう。 2013年4月16日 BREAKFAST LUNCH TEA。
パリで大人気「ローズベーカリー」の初レシピ本です。 伊勢丹新宿に出店していたので、そこで本を購入した。
朝ごはんで、有名になったお店。
日常のご飯の大事さ。 パリで組み立てて、朝ごはん、昼ごはんというものを魅力的に発信されている。 その店で初めて公開されるレシピだ。
日常におけるブレックファースト・ランチ・ティー。それぞれの時間をいかに魅力的にするのか。
まさに自宅でできるおうちご飯の代表性を持っている。
堅苦しいレストランシェフの時代から、生活者シェフの時代に。 ここにご紹介したい。 2013年4月15日 波動好循環。
情報社会は変化の社会です。 前向きな話による変化は、流れをプラスに転じさせます。
保守的な利害関係に凝り固まったり、 過去のモデルを続けていては同じ変化しか生みません。
未来に対して、高らかなビジョンを提示していき、 社会を稼動させていきましょう。
挨拶一つとっても同様です。 気の中で命の連携が生まれていくことでしょう。
波動好循環を生み出していきましょう。 2013年4月12日 ワンスアラウンドの店長塾。友人の鈴木理善さんが代表のワンスアラウンドから、『ワンスアラウンドの店長塾パート4』のムック本をお送りいただいた。
月刊ファッション販売で、「ワンスアラウンドの店長塾」という連載を9年間続けられてきた。
今回、その7年目の「現場をもう一度見直そう編」、8年目の「チームの絆をつくろう編」が1冊にまとめられたものです。
答えはすべて現場にある。 情報化社会であろうと、結局は、基点となるのは現場100回。 その答えも、メソッドも、問題提起も、すべからくそこにある。
こういう中で、解決のためにはチームの絆つくりが大切だ。
私もリテーラーに対して提案する立場にあり、とてもリアルで参考になる、役にたつレッスンブックだ、ここにご紹介したい。 2013年4月11日 センスオブハピネス 希望と幸せを創造する社会へ。
私の友人である望月輝彦氏が新刊『センスオブハピネス希望と幸せを創造する社会へ―クリエーティブソサエティ&ソーシャルデザインへのアプローチ』を出版された。
氏は本書で、根源的な問いかけである「社会デザインとは何か」について問いかけられ、これからは社会学としての問題意識が大切であると語られている。
社会が目指すべきは、人々の幸福であるとの思いが伝わってきます。
感性豊かな社会創造をにらんでの優れた提言としてのエッセイといえるものです。
ここにご紹介したい。 2013年4月10日 ライフデザインジャーナルvol.2。
ジャーナルvol.2を発行しました。 先進国では70%の人々が都市に住む「都市ネットワークの時代」にポイントを当てて特集を組みました。
隈研吾氏との対談で、氏の取り組みと認識をお伺いしています。
このジャーナルは当社のデザインとマーケティングに対する提言とリポート誌。
ご希望あればお渡しできます。 2013年4月 8日 モノからココロの時代へ。
社会分析から見るデータ編集力の時代です。
受信して再編集する能力はモノの本質を見極め、アイデアに落とし込んでいきます。
それが、変化となって表れ、ニュースとして広がっていきます。 メディアは、変化を中間に押し寄せていきます。
鴨長明も「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と万物が流転することを説いています。
社会分析を基礎にした素敵な話を未来に向けて構想していきましょう。 2013年4月 4日 HOUSE VISION 2013TOKYO EXHIBITION。
『HOUSE VISION 2013TOKYO EXHIBITION』平凡社
原研哉さんから、展示会の案内と同時に本書をいただいた。
展示会については先般、ご紹介させていただいた。 この本は、彼のコミュニケーターとして、エディターとしてのディレクションワークの高さが込められている。
そして情報が整理され、シャープさを放っている。
書籍というよりも、表現されたオブジェとしてのにらみどころが感じられる。 繰り返し見れば見るほど、コンセプト未来ビジョンというものが誘発される。
平凡社から出版されている。 お勧めしたい一冊だ。 2013年4月 3日 幸せのまりづくり 生活地へ。
学陽書房から出版された浜野安宏さんの新刊です。 彼は先般、文化経済研究会でもお話いただいた。 日常の中で幸福そのものを顕在化させていくことに対して、責任を持って提案されていた。
隈研吾氏が帯で、「生々しい生活の想像」と触れられ、 リアリティの高い生活からの発想だと指摘されていた。実際に生活者視点から見ることを教えてくれている。私も同じように思う。
ややもすれば、工業化社会の時代は、ビルや施設を作る箱モノ生活圏という発想が中軸で、都市経営の構造もモノから入っていた。
暮らしは、生活者の組み立てによって出来上がるように、参加性をもったコミュニティという考え方こそ、われわれが失った立ち位置の取り戻しとなる。
そこには、浜野安宏の強い思想が溢れ出ている。 質素革命が啓蒙される本である。 2013年4月 2日 カバせんせい。
これは絵本のチカラで製作した絵本『カバせんせいのうんこのおはなし』に登場するキャラクター、「カバせんせい」です。
絵本の話をすると、モール作家の北中敦さんから思いも拠らないプレゼントをいただいた。彼は、滋賀県草津市を拠点に手作り雑貨の楽しさを伝えている。
モールは身近な素材でありながら、自在性を兼ね備えている。 その素材を切ったり曲げたりすることで、小型のクラフトができあがる。
モール自身も商品化されている。
子どもたちとのワークショップでは、ぜひ、モールを使わしてもらおうと思っています。 2013年4月 1日 チェンジングマネジメント。
大阪で開かれたソーシャルデザインカンファレンスでは、これからのデザインのあり方について議論しました。
これまではフィニッシュ型のデザインを考案してきました。
しかし、これからは課題解決に道筋をつけること、 これをデザインと呼ぶことを確認しあいました。
情報社会の今、その本質とは、変化です。 その連続に対応しながら、社会が稼動していきます。
「チェンジングマネジメント」を心がけていきたい。 |