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谷口正和 プロフィール

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2013年6月29日

ミーハー仕事術。

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私が主宰する文化経済研究会でもお話いただいた。

その中村貞裕氏のビジネスモデルがそのまま本にまとめられたのがこのミーハー仕事本です。

 

アイデアは時代の中にある。

それに自らがセンサ-となって拾いこみ、自分の感性袋にしまいこんでいく。

まさに氏は時代と並走するアナライザー。

 

氏はミーハーと書ききって行動の早さを表現しています。

溜め込んだ知識をひけらかすだけで何かやっているようで何もしないのではなく、

まず行動することを第一に考え、シナリオを構築されています。

 

私のやっている「イマジナス」と連鎖する方法です。

2013年6月28日

僕はそれでも生き抜いた。

 

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ハンディキャップを乗り越え、仕事で成功された春山満さんが自身の経験を1冊にまとめられた。ここには氏の本音がつづられています。

進行性筋ジストロフィを発症して、26歳にして死刑宣告にも似た診断を受けながらも、今日も生き、そして明日も生きぬく。

㈱ハンディネットワークインターナショナルという会社を立ち上げ、ハンディキャップを持っている人同士の横のつながりの大事さを痛感され、起業されました。

人はあらゆるところで、チャンスとして立ち上がる。マイナスだと思っていても、長所となる。生きるということのエネルギーのコアを引き受けています。

ご苦労も多いことでしょうが、何者も恐れず生きることを楽しみにし、いろんな人の希望として生きている姿がつづられていました。

感動しました。ぜひ、ご一読いただきたい。

2013年6月24日

新時代のマーケティング

都議選で自民党が圧勝を収めました。3年前の衆院選で民主党が大勝したことを思えばめまぐるしい速さで時代は変わっていきます。

 

その変化の中で変化そのものを楽しみ、

好きなことを主軸に各々が集まり、ビジネスを構築していくことが新しい社会の生活者のあり方でしょう。

 

大企業が陥りがちな腰の重いビジネスは情報化社会に於いては弱みにもなりかねません。

会社というのは本来様々な発想の土壌となるべき場所です。

旧来の意思決定方式が新しい発想の重しとなってはいけません。

 

弊社ではクラブマーケティングを稼動させています。

クラブマーケティングとは顧客を先に作り、事業化を進めていく仕組みです。

主催者自身が消費者にもなり、楽しみながらその輪を広げていくことが重要です。

2013年6月19日

MAYA MAXX展。

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祇園にある何必館・京都現代美術館が6月から新しい展覧会をやっています。

MAYAMAXXさんの展覧会はすでに5回目だそうです。

 

彼女の作品は、絵と書が重なり合った表現の構造から現代美術の一つのスタイルを作り出しています。

絵も、文字も分けない抽象的なシグナルとしての思想が見られます。

リアルな存在感が合わさり、ひとつのワード・ビジョン、シュミレーションアウト。

 

これに私は一つポエムアートという概念を見た気がします。

文字が提供しようというものは詩でありながら、映像としても表現されています。

一つのイマジネーションを実現させた印象を受けました。

 

人を見極め、人を育てるミュージアムの力を感じます。

2013年6月18日

グランフロント大阪。

 

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今、話題の梅田の北ヤードにできたグランフロント大阪を覗いてきた。

 

梅田全体をパワーシティとして再編されようとしています。

まさに出店に値する、資金力をもった企業を中心に店舗が展開されていました。

 

新しい冒険というよりも、類似した企業と店舗が広がりをもって存在しています。

 

新風となったのは、メーカーが広いスペースを取ってショールーム展開されていることです。

各メーカーのコンセプトの拠点となっています。

情報を社会と呼吸する方法ではなく、提供する側にとって、都合よくアウトプットされるようなものになりがちである中、コンセプトを情報化していく都市のインパクトとしては、少し物足りなさを感じました。

 

しかし、飲食に関していえば、高い集積を実現させています。

くいだおれ、大阪として、この集積によりウェルカムプログラムとしてプラスとなっています。

 

その中で、お世話になっている金井社長の無印良品は、スケールのある店舗展開をしています。

内装も含めて、木の持っている魅力を見事に再編し、店舗そのものが学習できる木育の場として機能しています。

 

 

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ここでご紹介する本は、「Café & Meal MUJI」というレストランがグランフロント大阪の端にくっ付いているようにしてあったにもかかわらず、圧倒的な混雑振りだったこと。無印の新しいフェースを引き受けるのは、時間の過ごし方そのものを提供する場が証明されていました。

モノではない。人との交流を提供するカフェレストランの構想を正面に据えても良かったのでは?

自然との共生という中、ビオやオーガニックという着眼があれば、より先鋭的に見えたのではないだろうか。グランフロント大阪の持っている新しい可能性は、皆様方のにらみの中にこそ、存在しています。

2013年6月17日

変化を経営する力。

 

 

 

市場は今、大転換期パラダイムシフトを向かえています。

 

小売大手のイオンは、まさに生活者のライフスタイルにおいて、メディアシフト、アジアシフト、シニアシフト、シティシフトが巻き起こっていると分析しています。

 

20年先、30年先を見据え、企業活動にもパラダイムシフトの

ディレクションとプロデュースにシフトしていかなければなりません。

 

その変化を経営する力は、顧客の中、時代の中にこそあります。

 

これからのデザイン、プラン、サービスは、顧客の中からダイバシティエンジンとして生まれてくることを認識しておきましょう。

2013年6月13日

ブルータス 尊敬できる「日用品」。

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日常の素朴な幸福が、主人公になりつつあります。

あらゆるところは日々の魅力という日常の解決を大きなエンジンとして、コンビニやスマホや駅のショッピングモールに至るまで、日常の預かりの思想が存在しています。

 

そして、今、ブルータスというメンズマガジンも日常生活の道具研究を特集し、まさに無印良品の思想と連鎖しているように見える。

 

日常生活における新デザイン運動として、今日、新たな生活民藝運動が立ち上がり、商業そのものとして登場していることをここに注目していたい。

2013年6月12日

シンク・ハワイ。

 

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シンクサウスアイランド。

南の島として代表性を兼ね備えているのが、ハワイです。

 

素敵な暮らしを提案するライフスタイルの場としてハワイをシンボルに集まり、

美意識を活用していくという意味は大きい。

 

その惹きつける魅力は一人ひとりの中にある、美意識が連鎖して一つの共感というクラブ活動の中でお互いが磨きあいます。精神的な救済と解放を求める今、ハワイは眼前に現れます。

 

その代表性であるハワイで好きな仲間とつながろう。そのクラブ活動が新しい事業につながっていく。

2013年6月10日

ライフスタイルシフト。

 

 

 

情報社会の今、インプット・アナライズ・アウトプットが必要です。

生活者は、生活の中から、考え、暮らしに消費を見出します。

つまり、どう暮らし、どう生きるのかです。

 

ビジネス情報は暮らしに根幹があります。

バブルの大量消費世代が居る一方で、厳選したモノに価値を見出す世代。

違っているようで、その共通項は生活者のライフスタイルに目を移せば、当然の潮流といえるでしょう。

 

弊社では、多面的な自社調査から課題発見による受信分析をモットーにしてきました。

高度情報社会へと移行する中、変化にいち早く気付き、

情報を扱う体質を整えていくことが、これからより必要になってくると考えています。

2013年6月 6日

ワークシフト。

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書店で偶然手にした書籍『WORK SHIFT』をご紹介したい。

 

著者であるロンドンビジネススクールのリンダーグラットン教授は、

これからの時代は働き方が変わると提唱され、生き方と一致する新しい認識論が生まれてくると指摘されています。

まさに自立と立脚点のあるチームプレイの時代になることを意味しています。

私も日ごろから感じていることで、彼女は2025年、未来社会の変化そのものを生きなければならない時代が到来するとしています。

メディア社会は、中間の位置で事実を反映させていくことが重要です。

2013年6月 5日

ブラックスワン降臨。

 

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元NHKワシントン特派員でフリージャーナリストの手嶋隆一さんの話を聞く機会があった。

日本を世界目線の視点をもってみて来られた方でそのお話も流暢で興味深く拝聴させていただいた。

氏は、「日本は情報収集に関して、まったくの無防備」と講演の中で情報スパイに言及され、裏社会では情報戦線が張り巡らされているといい、日本は出遅れているとも指摘されていました。

そういった流れの中で、日本は再軍備を推進させようとする動きがありますが、この現状に疑問を呈していました。

ここに情報外交の面白さに気付かせていただきました。

そういった話の中軸となった本が『ブラックスワン降臨―9.11-3.11インテリジェンス十年戦争』です。

インフォメーションは表層的な情報、インテリジェンスは分析された情報を指します。

日ごろから、インプット情報をクロスさせたアナライゼーションこそ重要な視点であると指摘している私の認識と手島さんのお話が共通の認識にあることに感銘を受けました。

重要なインプットアナライゼーションによって情報は、初めて生命力を持ち、優れたコミュニケーション道具となります。

2013年6月 3日

ビジョナリーマネジメント。

 

 

 

体験学習は、回数化を促していきます。

情報化社会の今、その情報は学習の種となり、行動へのきっかけとなります。

 

ファンプログラムを稼動させることが、リピートメイキングとなります。

大量の消費が生まれた後、質へ転換していく。

 

そしてニーズを汲み取り、回数のみならず、興味に合わせた多彩な組み合わせへと成長していきます。

 

戦略的な視点を持たない限り、情報はインフォメーションのままで、インテリジェンスへはなりません。

 

全体としての構想を持ってビジネスを稼動させていきましょう。

それは楽しさという種を散りばめることにあるのです。

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