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2013年9月 4日 世界預かりの思想クロアチアではアドリア海の真珠といわれているドブロブニクを訪れました。 世界遺産にも指定されています。 そして、高級リゾートエリアでホテルが立ち並ぶスプリットという街にも訪れました。 近代化されたシティリゾートに加え、プリトヴィツェ湖群国立公園にあるコジャック湖から300mほどの山小屋風のホテルに泊まりました。 まさに森林の中にある別荘といえ、クラフトマンシップの感じられる手作り感の高いものでした。 代表的な湖が3つあり、その境目は滝でつながっている。自然公園を丸1日かけて歩きました。 こういう川の支流が合流した場所にある水のアートパーク。 自然のままで残されて、透明な水で鮎とか鯉がたくさん繁殖している。 まさに世界遺産が連鎖する世界でした。 入場制限で、守られながらも存在する価値ある風景。 木でできた道は、丁寧に歩かないと足を滑らしてしまう危険もあり、緊張しながら、自然に溶け込むように人が歩いていました。 湖には船もあり、芦ノ湖に見られるように海賊船やスワンなど意味を持たない装飾を省いたデザインは自然が主人公である事を心得ている。 世界自然遺産とは何かを考えれば、何を守り継承しながら、観光へとつないでいくのか。 それは自然環境全体を配慮すること。 知床や屋久島もそうだ。自然の原生林を含めたネイチャーツーリズムを伝承するという思想で、預かっている自然は地域のものではなく、世界から預かっているという思想が大切だ。それは富士山や京都もそうだ。決して単なる観光ソースと見てしまっては廃れてしまうだろう。地球資源を預かっている以上、世界から預かりの資産として見ていかなければなりません。 オリンピックについても、世界のためになるから、東京でやるべきだと言えなければならない。この世界から預かっているということについて、じっくり考えてみたい。 |