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2014年3月10日 東京五美術大学 卒業制作展
東京の5つの美術大学が連携し、新国立美術館で卒展が開かれていた。 美大の卒業生として今の時代をどう感受しているか興味があり会場を訪れました。
日本画、油絵、版画、彫刻の専攻学科のクロスした発表。
そして、その表現に見いだされるべきことは、時代の「感受性」という一点だ。 その総和の中で、回帰すべきニュートラルな部分に対する透明感を持つという願望が溢れていました。
強烈な個性も、曖昧模糊という中間に立ち、メディア社会ならではの表現をしています。
もはや美大生という垣根はない、多様な手法をもって、表現社会の延長として自分たちのフレームワークに対する「芸術社会学」という領域が感じられました。
つまり、構想がさらに重要になることを気づかされた卒展でした。 |