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2014年5月 8日 Collection of Museo Poldi Pezzoli今週の「発想の画帳」では『再生と伝承のシナリオ』として、4つの興味ポイントを紹介します。 まず一つ目はこちら。
ミラノの貴族たちが集めたコレクション展「Collection of Museo Poldi Pezzoli」。 東急Bunkamuraで見て来ました。
個人がコレクションしたものを公開するのはヨーロッパならではの<貴族文化力の社会還元のシナリオ>です。
貴族一家のコレクションを披露し、作品をキュレーションしホームミュージアムを展開します。その連続がシティミュージアムとなります。
アートストックは、次世代の育成に向けた最高の教育ツールとなり、 学校のみならず家や都市が三位一体となって、学習財を活用しています。
この流れを日本に置き換えた時、根津美術館や五島美術館のような構造をもったコレクションミュージアムへと昇華していけるでしょう。
日本と欧米を比較した時、圧倒的なコレクションに格差があります。それは、個人財の社会財化支援のしくみがあるから。
文化の次世代への語り部として、若年層に人気の大島優子氏をナビゲーターに起用しているところからもミュージアムの表現力です。 |