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2014年5月14日 シングルスタンダード時代の生活者研究
百貨店協会、スーパーマーケット協会、ショッピングセンター協会などリテーラーの集合体である日本小売業協会の生活者委員会で2011-2013年の2年間の研究を取りまとめた研究レポートが発行された。
都市生活者の構成は、今、全体の3~4割が単身者となり、都市部では5割に達する勢いで膨れ上がっています。この流れからも、個人化の視点がライフスタイルの新しい要求軸となっていることがうかがえます。
私もコーディネーターとして参画し、そのほか、上野千鶴子さんをはじめ、8人の専門家が市場研究レポートを行っていました。
個人化が進むと、擬似家族、擬似仲間、共同解決のシナリオが問われ、マンションですらシェアリビングというシナリオが登場してきました。
まさにインフラとしての個人単位発想へとソフトが先行していきます。 そして、徐々にシングルスタンダードの要求軸に近づいていく。
ややもすれば、提供者は効率化を求めるあまりシングル化という社会現象を蔑ろにしてきたのかもしれません。そのひずみは、ニーズと現実とが乖離している部分として浮き彫りになってきました。
そんな課題の一助となるよう、このレポートを取りまとめてあります。 詳しく知りたいという方は日本小売業協会・生活者委員会までお問い合わせください。 |